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2016.09.21
高流れ山
今日午後に通過の際、ひと眺め。
私らは“高長根”と呼びますが、先輩方は“高流れ山”ですね。

太宰が小説津軽で紹介した岩木山の眺めが印象的で、
そして、ここが第1回奥津軽ウオークのコース上でした。
小説津軽から
『 津軽富士と呼ばれてゐる一千六百二十五メートルの岩木山が、満目の水田の尽きるところに、ふはりと浮んでゐる。実際、軽く浮んでゐる感じなのである。したたるほど真蒼で、富士山よりもつと女らしく、十二単衣の裾を、銀杏いてふの葉をさかさに立てたやうにぱらりとひらいて左右の均斉も正しく、静かに青空に浮んでゐる。決して高い山ではないが、けれども、なかなか、透きとほるくらゐに嬋娟たる美女ではある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私はこの旅行で、さまざまの方面からこの津軽富士を眺めたが、弘前から見るといかにも重くどつしりして、岩木山はやはり弘前のものかも知れないと思ふ一方、また津軽平野の金木、五所川原、木造あたりから眺めた岩木山の端正で華奢な姿も忘れられなかつた。』
2009年の書き込みです。
以前の高長根の書き込み
そして、今朝の岩木山です。
私らは“高長根”と呼びますが、先輩方は“高流れ山”ですね。

太宰が小説津軽で紹介した岩木山の眺めが印象的で、
そして、ここが第1回奥津軽ウオークのコース上でした。
小説津軽から
『 津軽富士と呼ばれてゐる一千六百二十五メートルの岩木山が、満目の水田の尽きるところに、ふはりと浮んでゐる。実際、軽く浮んでゐる感じなのである。したたるほど真蒼で、富士山よりもつと女らしく、十二単衣の裾を、銀杏いてふの葉をさかさに立てたやうにぱらりとひらいて左右の均斉も正しく、静かに青空に浮んでゐる。決して高い山ではないが、けれども、なかなか、透きとほるくらゐに嬋娟たる美女ではある。
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私はこの旅行で、さまざまの方面からこの津軽富士を眺めたが、弘前から見るといかにも重くどつしりして、岩木山はやはり弘前のものかも知れないと思ふ一方、また津軽平野の金木、五所川原、木造あたりから眺めた岩木山の端正で華奢な姿も忘れられなかつた。』
2009年の書き込みです。
以前の高長根の書き込み
そして、今朝の岩木山です。

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