6月19日、
太宰治生誕日に特別な空間で太宰作品を味わう朗読会。
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新座敷公開の翌年から7年目、今年7回目の朗読会は、
“太宰の書斎で聴く朗読会”となり、今年ももちろん原きよさん朗読、
欄間額に“亀”は偶然です。

作品は、原さんが選んだという、お伽草紙からの“浦島さん”
原さんも、 太宰の「ただものでない」感を感じているお話だそうですから。
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昨年同様、事前に作品を読み上げての参加ですが、
今日の朝と昼休み時間に急ぎで、まあ、あらすじはどうにかの程度。

作品は、
“浦島さん”はもちろん浦島太郎のお話のアレンジ作品、
室町時代からの浦島話を太宰が現代風にアレンジし、太宰の世界観を、何だか亀と浦島がやり取りします。

やはり、助けた亀に連れられて竜宮城に行きます。
亀がすばらしい脇役を演じますね。
浦島さんに向けた亀の鋭い突っ込みは、くどくは感じませんです。
落語としても出来上がりそうな面白い場面が多くて、楽しいお話です。

ご存じ最後の玉手箱の場面は、
浦島さんは三百歳のお爺ちゃんになっても不幸にはならず、

年月は、人間の救ひである。
忘却は、人間の救ひである。

救いを求めたときに開けたら、たちまち三百年の年月と、忘却
浦島さんはそれから十年、幸福な老人として生きたそうです。


今日の原さんも素敵でした。
やり取り場面、海中の浦島さんと亀さんが会場に居るようでした。
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夕方からは、“思い出の蔵”でライブだそうです。
今年もありがとうございました。


そして、今朝の岩木山です。
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