2015.04.08 金小校歌
朝刊で昨日の入学式が紹介されていました。
入学式記事_600

昨日の続きは、校歌です。
校歌揮毫_600
校歌の製作者、作詞の泉谷明さん。

お会いするまでのイメージは、大柄な体格で豪快な方。無法な面が有りそう。
お会いすると、泉谷さんは、静かな方ですが、その中でも都度表情が多くてきれい。
詩の作品からの想像とはだいぶ違う方でした。楽しい人だと思います。

メモから、
弘前市在住、元弘前市立の小学校校長、詩人
1938年生まれ 川倉小学校、金木中学校、五所川原高校、弘前大学教育学部卒業
泉谷さんは詩人として全国的にも知られる方で、詩集“濡れて路上いつまでもしぶき”により、土井晩翠賞を受賞、
教育者としては小学校校長まで勤め上げ、子供たちへの詩の指導において定評があり、教え子の中には三上寛がいる。
太宰治の友人である故小野正文氏と交友のあった方であり、小野正文さんと縁としては、ペンクラブ著書“小野正文を偲ぶ”で、小野さんを“背筋をまっすぐ、そしてゆったり”と随想を寄せている。
依頼の際に「母校の校歌の詞をつくれてうれしい」と言って引き受けてくださったそうです。

“地元だから一気に書き上げた”という泉谷明さんの詞は、
“その土地が育ててくれる”といったふるさとに感謝、この地で育つ尊さを意識してほしいという願いが印象的な詞で、 “日”が強い山を昇ってくる、“水”が優しい大地を探してくる、“ここで大きな力と夢をつかみ、明日へと向かう”という詞は、恵みの中で強さと優しさを育む、 つまり“生きる力を育む”、雄大な表現で、この土地で育つ尊さを知ってほしいという願いが込められている。
歌詞の中で最も印象に残った言葉、“悲しみのないこれからを支えてくれる”は、ひとりひとりすべての子どもが悲しみを持つことなく、生きる力を育んでいける願いが表れる。

少し話題となった、
校歌によく使われている、山や川など特徴的な場所が出てこないことは、
校歌に使われる言葉を一定の括りからみると、
①学校の所在地周辺の自然や地理、風土、具体的な地名など
②学校の標語や校訓、教育理念、校風など
③学校や学校の所在地の歴史
④社会や未来への貢献、新しい社会の建設などを語るモットーやスローガン
が多い分類のようであり、
新しい校歌の、
①“輝ける金木、金木小学校”
④“その土地が育ててくれる”がその類にあたると思う。


そして、今朝岩木山は望めませんでした。


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