2013.09.12 落語芝浜
通勤時間の志ん朝落語、このところ“芝浜”ですね。
志ん朝_250
夫婦愛を描いた人情噺で、旦那を更生させるために嘘をつく訳ですが、その女房の姿にふた通りの意見があるそうです。

“文句無しに素晴らしい女房だ”というのと、“嘘をついてやったと言わんばかりでとても鼻につく”という意見だそうです。
私が旦那立場だったら、いやいや、どちらを好むのか迷うところですね。
ただ、ここでは旦那の反省ぶりの良さでどちらでもよい様にも思いますが。

そして、立川談志さんの芝浜は“騙してごめんなさい。私が亭主だったら殴る蹴るで叩き出すよね。蹴飛ばしてくれよ。”と涙する女房を演出します。それをしっかりと感じとった旦那の感謝ぶりもしっかりと伝わります。
今の世ではこの場合でも嘘はいけませんが、それを補う談志さんの噺ぶりはすばらしいです。

“芝浜”、とても良いお話ですね。


そして、今朝岩木山は望めませんでした。
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