7月7日七夕、仁太坊の誕生日に行われているのが生誕祭。
昨夜、津軽三味線会館ホールでの前夜祭へ。
今年も黒澤さんを招いての行事です。
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3部での構成はとても内容の濃い生誕祭らしい構成でした。

1部は“津軽三味線のルーツ探訪”
仁太坊の生い立ちからを“津軽の語り”でたどります。
高橋さん、今回が最初の語りと紹介されていましたが、とても真っ直ぐに筋書きがが伝わってきましたね。語りとストーリーがピッタリと合って、当時の神原の様子も浮かんでくるようでした。

2部“民謡文化の伝播と変遷”は、伊藤館長と黒澤さんのトークだけではなく、津軽5大民謡、三味線楽器がどのように津軽に入ってきたのか、他地方の民謡との共通点も探っていきます。
大陸から伝わってきた弦楽器と同じように南から民謡も伝わってきたようです。
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黒澤さんの巧みな演奏と、少し温かさを感じる舞台、今で言う“弾き語り”ですか・・・・・、すばらしいです。
仁太坊の8人芸紹介でも、黒澤さんの芸人姿をしっかり確認できましたね。
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そして第3部は“津軽三味線中国琵琶の共演”。
弦楽器の音色の美しさと力強さが融合してすばらしいステージでした。
琵琶の演奏ですが、私はこれまで琴の音色と重なったイメージを持っていましたが、美しさだけではなく力強さも充分あり、巧みな技術が必要な楽器であることに驚きです。
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最後は天地人の太鼓奏者である大間さんも加わってのステージに会場は皆さん満足でしたね。
とにかく、弦楽器の音のすばらしさを感じたステージでした。

文化というのは人の手が加わったもの。
弦楽器が中国を経由して沖縄から北へ北へと継がれ、民謡も同じように地方により違いはあるが基は継がれてきたものである、今回のライブも単なる弦楽器の合奏ではなく深い意味があっての中国琵琶であったわけで、しっかりと津軽三味線に触れた様な気がします。


今朝、岩木山は望めませんでした。
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