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2013.06.19
太宰朗読会2013
6月19日です。芦野公園では生誕祭が催されました。全国的には“桜桃忌”ですね。
今年5回目となる、疎開の家の“太宰治朗読会”、朗読者はもちろん原きよさん、今回も原さんが来てくださっての朗読会となりました。

案内にあった、「太宰が暮らし、23作品を執筆した空間で、特別な日に作品を味わう極上の会」の通り、
定員30名という空間もまた、桜桃忌の日にこの家が特別な時間であるようにも感じます。

今年の作品は、“おしゃれ童子”と“貨幣”、そして案内では紹介されていなかった“六月十九日”と“同じ星”の4作品です。
前半、“六月十九日”と“同じ星”はエッセイでが続けて朗読、“六月十九日”は昭和15年の6月19日に書いた作品で同じ星も6月19日が素材の作品で、今日にちなんだ、記念すべき5回目にふさわしい作品ですね。
そして、原さんが選んだという“おしゃれ童子”は太宰が自分の服装のことを書いた小説で、これも面白い。
最後に結びの短い文が文字で紹介されました。
白川さんの書ですね。

落人の借衣すずしく似合いけり。
この柄は、このごろ流行と借衣言い。
その袖を放せと借衣あわてけり。
借衣すれば、人みな借衣に見ゆるかな。
結びに「味わうと、あわれな狂句です。」とのこと。
後半、“貨幣”は生家疎開中に書いた作品だそうで、広く知られている作品ではないようですが、原さんの“素語り”がすばらしかったです。
今日はここで〆、後半明日にでも。
とにかく、すばらしかった。
そして、今日夕方の岩木山です。

今年5回目となる、疎開の家の“太宰治朗読会”、朗読者はもちろん原きよさん、今回も原さんが来てくださっての朗読会となりました。

案内にあった、「太宰が暮らし、23作品を執筆した空間で、特別な日に作品を味わう極上の会」の通り、
定員30名という空間もまた、桜桃忌の日にこの家が特別な時間であるようにも感じます。

今年の作品は、“おしゃれ童子”と“貨幣”、そして案内では紹介されていなかった“六月十九日”と“同じ星”の4作品です。
前半、“六月十九日”と“同じ星”はエッセイでが続けて朗読、“六月十九日”は昭和15年の6月19日に書いた作品で同じ星も6月19日が素材の作品で、今日にちなんだ、記念すべき5回目にふさわしい作品ですね。
そして、原さんが選んだという“おしゃれ童子”は太宰が自分の服装のことを書いた小説で、これも面白い。
最後に結びの短い文が文字で紹介されました。
白川さんの書ですね。

落人の借衣すずしく似合いけり。
この柄は、このごろ流行と借衣言い。
その袖を放せと借衣あわてけり。
借衣すれば、人みな借衣に見ゆるかな。
結びに「味わうと、あわれな狂句です。」とのこと。
後半、“貨幣”は生家疎開中に書いた作品だそうで、広く知られている作品ではないようですが、原さんの“素語り”がすばらしかったです。
今日はここで〆、後半明日にでも。
とにかく、すばらしかった。
そして、今日夕方の岩木山です。

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