2014.02.12 太宰治之事
古本ショップで見つけた小野正文さんの“太宰治之事”という対談集は伊奈かっぺい氏との対談です。
2000年海の日、斜陽館がその場所です。
思わず笑ってしまうところが何箇所かありますね。
太宰治のこと_600

かっぺいさんは弘前南高校の第1期生だそう、その3年間校長であったのが小野正文さんであり、毎週月曜日の朝礼が、校長の「太宰治の話」だった。教室へ帰ると生徒が「校長また太宰治の話だ」となっていたらしい。
エピソードも幾つか紹介されています。
太宰之事2_600
太宰を知るには津軽の土地柄を知らなければならない。
  ・・・・・・・・・・これからもどんどん太宰治生まれてくるということはありえない。
太宰のサービス精神について、「津軽」の紀行から、
“自分を接待してくれたSくんが迎えに来てくれれば、それより先になって行って、知らないふりをしてSさんの家の戸を叩いたのが太宰治だって”
など、多くの文献からのら話題を持ち出しているので、面白くてあっという間に読み終えます。


そして、今朝岩木山は望めませんでした。