マディニー軒下のりんご屋さんに登場したのが“金星”です。
弘前市の農家一個人の独力で育成した品種だそうで、品格のある色形と味わいでとても人気があり、その功績をたたえられ表彰も受けているようです。
1個100円で買ったものも、程よく蜜が入っていて甘さも抜群でした。収穫の時も袋をかけたままもぎ取るので袋のついてままでした。
金星1_400
保存が利くので春先でも店頭で販売されており、多汁でさわやかな歯ざわり、果肉が適度に硬く、口に広がる香りと濃厚な甘味は、他のりんごとは格別だと思います。

有袋栽培をすると綺麗な金色になり、少し袋を裂いて日光に当て三日月の紅をつけたものは市場で贈答用として高値で取引されています。
無袋栽培をすると見た目がサビでガサガサになり痣もつきますが、味が抜群に優れています。私も5年程前に農家から頂いた無袋の金星が、あまりにも衝撃的なバランスのとれた旨みで、その後毎年少しばかりですが分けて頂いています。
津軽のりんご園で収穫のトリをつとめる無袋の“金星”は、なかなか販売されていないのですが是非味わってほしいりんごです。