2008.09.30 黄金色の稲穂
先週後半から始まりだしたこの辺りの稲刈り。
予想以上に登熟が遅れている田んぼも、そろそろ収穫に入りました。

我家の田んぼも2回目の追肥が遅れたことからか、適期には達していないようです。
雨が少なかったので地面もしっかりと乾ききっていますし、倒伏の心配も全く無く、豊作まではいかなくとも、出来もちょうど良い程度に見えます。
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刈取った方の話では、まだ水分が高いとのこと。一昨日農協のライスセンターに入った籾は、水分37%もあったそうな。
灯油の高値もあってか水分が下がるのを待って収穫する農家もあるようです。
2008.09.29 トキりんご
昼食事して、マディニーの軒下のりんご屋の前を通ると“トキ”という種のりんごが売られていたので1個100円で買い、早速にかじりました。先日黒石でいただいたのが冷蔵庫に入ったままでしたので初めて食べる“トキ”りんごです。
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名前がインパクト無いのですが、開発者の土岐さんにちなんだのだそうで、五所川原が出生とのことです。
色は青っぽい黄色に薄い赤色のグラデーションでずんぐり型、生産量が少なく希少だということで、果汁が多く、シャキシャキ感もしっかりしていて甘味が広がります。酸味少ないです。
先日うまいと感じた“きおう”よりも更に優れていて、とても美味いです。
黄色系のりんごが、早生の“きおう”、中生の“トキ”、晩生の“王林”と続けて食べられる楽しさもあります。
2008.09.28 鳴海医院
斜陽館の向い、現在物産館“マディニー”がある場所は、以前鳴海医院という病院があった所です。
先日、斜陽館で上映ビデオを見ていたら、そこの先生の鳴海健吉氏がインタビューされて、とても懐かしい顔でした。
近くには公立の大きな病院があるのですが、小さい頃風邪をひくと母が連れて行く病院は決まってここで、学校へ行く前に寄ったことも度々で、町医者といった感じの親しみある先生です。
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鳴海医院は、金木近隣に医師が居なかった頃、太宰の父源右衛門などの要請で開院した鳴海病院が始まりだそうで、いったんは閉められたそうですが、その後次男の健吉氏が再開院した病院だそうです。高齢になるまでこの地域の健康を守っていただいたのですが、物産館が建設される時に土地を買収され、その後ご子孫のところに身を寄せてたと聞いていますが、現在健在なのかは分かりませんが、診察の時と同じやさしい顔が放映されていました。
青森の森林博物館へ。
以前パネルをお借りしにうかがったことがことがありますが、展示を見学するのは初めてです。
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建物は旧青森営林局庁舎だそうで、県産ヒバを使った“フランスルネサンス式木造建築”で一際目立ち、青森の林業が盛んだったことをこの建物が象徴しています。青森空襲で市内には歴史的建造物がほとんど残っていませんが、数少ない歴史的建造物となるようです。
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博物館はあまり知られていないのかも知れません。
さすが役所らしい雰囲気でしたが、期間展示で、きのこ展と山稜写真展が催され、常時展示品の更新の気配が無いものの全体に充実しています。子供の学習のネタ探しに役立ちそうです。
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特別に復元されている2階の旧営林局長室は、かつての映画“八甲田山”のロケ場所だそうです。
局長席の横に“玉鹿石”が置かれています。見事な縞模様が輝いています。もちろん地域指定されている金木産のものです。
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別棟に森林鉄道の展示があるのが見えましたが、時間がなかったので次の機会としましょう。
2008.09.26 太宰の新座敷
斜陽館の裏手に“新座敷”といわれる太宰ゆかりの家があります。
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昭和20年7月終戦直前に太宰が家族とともに疎開し身を寄せた家です。
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当時はこの場所ではなく、斜陽館に隣接し渡り廊下でつながっていたようで、文治氏が斜陽館を手放す時に、現在ある場所に離したそうで、土台から下ろし、丸太を敷き人力で移動した状況を知る人も近所にいるとのことです。
昭和39年に津島家から喜良市で製材業を営む古川氏が所有していたそうですが、30年程前に現所有の白川氏に渡り、呉服販売の商談の場所であったそうです。
2年ほど前呉服店を閉めてから、太宰ゆかりの家として太宰ファンに公開しているそうで、縁あった方も訪れているようです。
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私は初めて入りますが、想像したより間取りが多く、しっかりした構造で、離れといっても普通の一軒家といった感じでした。それぞれの部屋が太宰の小説や回想記などと重ねることが出来ます。
火鉢など当時の物も残されていますし、庭の背の高い柿の木は当時からあったそうで、太宰も食べたであろうと言う柿が色づき始めていました。

この家の若ご主人が、太宰が22作品執筆した玄関からすぐの部屋で太宰の作品や津島家のことなど貴重なお話をしてくれます。
娘には当時書かれた地図に興味あったようで、米軍が落した爆弾の話にまでなってしまいました。
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津島園子さんが5歳のとき、ここで1年4ヶ月を過ごした家になるわけですが、その後一度もここに訪れたことはない様で、是非ともその機会があることを望んでしまいます。

太宰が仕事場とした唯一残されているこの家で、太宰ファンなら是非ここへも寄って欲しい場所ですが、老朽も進んでいて、事業として所有していくのも大変なことでしょう。何らかの活用策で維持して欲しいものです。
娘が斜陽館も見たいと言ったので、そのまま向いました。新座敷とつながっていた場所を見つけ喜びます。
国道101号鰺ヶ沢から深浦の入り口である金ヶ沢は、海鵬、安美錦などの関取を生んだ小さな町。国道から少し集落に降りたところに、日本一の大銀杏が悠々とそびえています。
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2004年9月国の天然記念物に指定された、樹齢1,000年以上 高さ約31m、幹周り22mと標されている“北金ヶ沢のイチョウ”です。
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その姿から“垂乳根(たれちね)イチョウ”と呼ばれ、母乳の出がよくない時この木を触って願をかけると乳の出がよくなるとの言い伝えは、他県からの訪れも多くあったそうで、現在も信仰されている雰囲気が、神木として管理されている様子から感じます。
離れて見れば壮大な銀杏巨木にア然としますが、近づき幹の下に入ると、その大きさの程度や、乳に見える気根が幹から垂れて地面に届き、それが根を張り幹となる様は、地との共存感を見せつけてとても神秘的に感じます。
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青森の五大民謡“津軽おはら節”で「津軽名物あの七不思議、世にも珍し不思議なことよ、西海岸は北金ケ沢、ここの名物銀杏の幹は、幾星霜の今の世に、神のお授けお乳が出るよ」と津軽の七不思議とされているそうです。
その後に「北の郡の金木の町は、嘉瀬と金木の間の川コ、小石流れて木の葉が沈む」と嘉瀬の奴踊りが続くので以前から気になっていたものでした。 
2008.09.24 くろくまの滝
アクセスが悪いと聞いていましたが、鯵ヶ沢赤石町から赤石川沿いに向かうと途中砂利道ではありますが山越えも無く、国道からは15分程度で駐車場に着くようです。駐車場には立派なトイレも整備されています。赤石渓流に流れる“滝の沢”支流に滝が存在します。
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駐車場からは滝まで15分の表示がありますが、歩道も整備されて小さい子供でも歩ける程度で、10分も歩けば着くようです。
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滝の音が聞こえてくると見上げる壮大な滝が現われます。
緑に覆われた素晴らしい景観で、落差85メートルは迫力あります。これほど立派な滝とは想像していませんでした。自然の規模が大きいと滝のスケールも違うのだと感じさせます。日本の滝100選に選ばれ、県下屈指と言われることに納得です。
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滝の少し手前で、第2、第3への道が分かれますが、崩れなどで通行が止められていました。でも、せっかくなので行けるところまでと思い、表示を乗り越え登って見ました。急階段を数百段もの登りはさすが息切れし時々足を止めてしまいます。
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通行不可の理由かと思われる場所が幾つかあります。早く復旧してほしいものです。
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第2の滝へ向かう途中に第3の糸が垂れ落ちているような滝が木の影から望め、ここから降りると滝下から見上げることが出来るようですが、まずは第2の滝へ。
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遊歩道とだけあって滝の見る位置に配慮しているのか、一度滝の上と同じくらいの高さまで登り、滝壷を見下ろすと、一気に滝下へ下ります。
このところずっと雨が少ないのですが、水量が充分なのはさすが白神の自然です。
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流れをまたぐと反対側を周れるコースとなっていますが、通行止めをあまりに無視しては危険です。栃の実が遊歩道に積もるように落ちていました。
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突然雨が降り出したためブナの木影でしばらく待機します。
以前白神ガイドに聞いた「ブナは幹に雨を集める習性に育ち、葉から枝を伝い幹を滝のように流れ落とす」との教えを思い出してプナの下に隠れましたがそうは簡単にしのげる訳ありませんでした。ドシャ降りとなり慌てて駐車場まで小走りで帰りました。
中途半端で帰るこことなりますが、再度訪れること必須です。
2008.09.23 りんごもぎ
黒石観光りんご園へ。
家にりんごが無くなったので買いに行こうと子供たちと家を出たら、天気も良いことなのでリンゴもぎへ行くことになります。
とても眺めが良い場所にある黒石観光りんご園へ。
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今の時期は“彩香”という種をもぎ取り食べることが出来ました。3人で1300円。
“彩香”は園地の方が“甘酸っぱい”と説明したとおりで、酸味が多いので息子は顔をしかめながら食べます。この酸味としっかりした歯ごたえが、りんごを知り尽した人好みなのかも知れません。何せ青森県りんご試験場で30年の年月をかけて完成させた品種だそうです。
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そういえば、りんご試験場はここからそんなに遠くはなく、過去3回参観デーに寄ったことがありますし、土日関係なく見学出来たと記憶しています。明治の時代からの歴史がある研究機関であるようです。

最初にりんご園の方からもぎ取り方の説明を受け、忠実に娘がもぎ取リます。失敗なしです。
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2個食べきって4個持ちかえり、ついでに、早生りんごは園地で買うのがベストかと思い“つがる”“きおう”“未希ライフ”の詰め合わせをひと籠購入したら、“トキ”という始めて聞く名のりんごを1個詰め合わせてくれました。
しかし、私には見た目で、“つがる”と“未希ライフ”の違いが分かりません。おそらく食べても分からないでしょう。

昨年に続いての黒石観光りんご園でしたが、私の背丈より高いはしごに平気で上まで登りりんごを上手にもぎ取る娘には驚きました。
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昨日、98回例会の“川めぐりウオーク”です。
昨年実施し今年の総会でリクエストのあったコースです。市広報で一般参加の募集もあり、参加者50名ほど。Aコース20km、Bコース13kmの設定。
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松島会館8時30分集合、私進行担当で簡単な出発式後出発。
松島会館から松野木川沿いを上り、米田橋でA、B各コースに別れます。

Aコースは15名の少数ではありましたが、ベテラン会員中心で、米マイロードを上り農協直売所で休憩します。偶然パトカーで巡回中の会員巡査から激励、交通安全への適切な指導。
国道を市内方向へ向います。
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とても優雅な朝顔に一同立ち止まります。
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三ツ和小から十川土手沿いを下ります。
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土手下の広田、みどり町の整備された住宅は私が初めて見下ろす町並みで、やすらぎを感じる風景でした。
そして菊ヶ丘公園へ。すでに到着のBコースと合流で昼食。
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昼で終える予定の私は昼食を持参していなかったのですが、おにぎりとキュウリの漬物を分けていただきました。ありがとうございます。
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12時出発。ここで私はコースアウトで、車を停めてある松島会館へひとり向います。
年行事の消防団“施設点検”です。
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管内6分団の施設を、団本部、各分団長が2つに分かれて周ります。
午後1時から順路周って、当分団へ来たのが2時。
当分団3つある屯所を団員の服装からポンプ、施設を採点して行きます。
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指揮者含めて5人による車両機械機具点検はいちばんのポイントです。
我らが屯所、ほぼミスなく終えたものの、車両の輪止めの設置忘れと、ライトとの点灯忘れを指摘されましたが、今年の要領にライト点灯が記載されていないと主張しました。結果如何なことに。
優秀分団には来年の観閲式で表彰されます。

終了後、もちろんドンチャン大騒ぎの“消防施設点検”でした。
隣集落の集会所でスズメバチ騒ぎです。
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通気口から入って床下に巣がありそうな気配で、昨日役所が全ての通気口をふさぎ、くん煙剤で駆除したのですが、今日になってもまだ何匹かうろついています。巣に帰ってきた1匹ずつを蜂殺虫剤で一撃します。
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近づいてきた蜂に向けスプレーすると、液がかかったのと同時にコロリと地面に落ちピクピクとした後すぐに動かなく退治されてしまいます。
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今の時期が蜂数が最も多くなるらしく、よって刺される被害もこの時期が多いようです。

香水や黒い服装に興奮するおそれがあることと、近づいても手で払ったりしないことと、以前白神を散策した時にガイドが話していたことに注意します。
たまたま昨夜同席した市浦の方が2日前にスズメバチに親指を刺されたばかりで、刺された場所が窪んでいたのが痛々しく見えました。すぐ診療所で注射とぬり薬、飲み薬を頂いたそうです。

この集会所で葬式があるのですが、みんな黒服を着てくることとなりますので、特に注意が必要です。
2008.09.19 黄色いりんご
りんごの収穫が始まり早生の“つがる”が出まわっているいますが、黄色い“きおう”も並んで置かれていました。黄色のりんごは“王林”と“金星”が知られていますが晩生種で、この時期に黄色いりんごは珍しかったので6個480円で買いました。“つがる”が380円で少し高値ではありましたが。
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果肉まで赤い“赤いりんご”は五所川原の特産品ですが、この黄色いりんごは甘味と酸味のバランスがよく、水分も含んであり歯ごたえもまずあります。“つがる”継ぐ早生りんごだと美味しく感じました。